「もう二週間目だぞ」
休み明け初日の営業でシェフにこういわれました。「もう二週間目だぞ」と。
そう進化していなかったのです。今思うと確かに真剣さと気遣い、気配りを怠っていたと思います。ガストロノミーで働けることになり、実際に働き、感じていたこと。今の自分の仕事だけやったらビストロのほうが大変やんということ。ビストロは自分が前菜の中心であり、今の自分では毎日100%出さないと仕事が終わらないという現状があった。しかし今のガストロノミーでの仕事は多くがサポート、営業中は盛り付け、食材の準備が大半である。だから勝手にこのぐらいの仕事なら全然いけるなと思っていた。そこでシェフにしっかり怒鳴られた。
言葉は全てはわからない。でもその言葉にはお前はいまの仕事をなめてかかっている。そして何も成長していない。そんなんだったらビストロに帰れと言っているのは分かった。
それを言われてはっとした。「あ、舐めていた」なにか大きな勘違いをしていたと。今いる場所に、名前におぼれて自分があたかも大きくなったつもりでいた。実際仕事を振り返れば、今の仕事でさえも完璧にはできていないし、信頼もない。そして厨房を観れば、自分の仕事をさっさと終わらせて学ばなければならない仕事がそこには山ほどあった。
このままではいけない。今自分は大きく退化している。自分ができる力を出し切り、共に働いている人たちの役に立ち、その代わりに彼らから技術やチャンスを与えてもらい、話を沢山聞かせてもらう。これがいま自分がするべきことであるとシェフの一言で思い出すことができた。明日から心を入れ替え仕事に向き合っていく。まだまだやれる
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